
トレードルールとエントリー基準の整理(1H実行)
本記事は、1Hでの実行を軸に、週足・日足・4Hの環境認識を前提とした再現性のあるエントリー基準をまとめたものです。プライスアクションとチャートパターン(特にポールフラッグ)を主軸に、MA20/80/200・ラインを補助に使います。
1. フレーム:時間軸と役割
- 週足・日足:大局/重要水平線・チャネル・波の節目
- 4H:シナリオ作成(レンジかトレンドか、端か中腹か)
- 1H(実行):プライスアクション・トリガー確定
- 15M(任意):タイミング微調整(浅押しの点火スイッチ)
2. 基本ルール
- 確定足まで待つ(原則)。例外はフラッグ上限のタッチ等でRRが明確な指値のみ。
- フラッグ抜けは一度見送る。戻しのリテストや否定の有無を確認してから。
- チャネル中腹では入らない(下降チャネルでのショート/上昇チャネルでのロングは避ける)。
- ドテンはしない。逆に抜かれたら一度フラット→環境認識から再構築。
3. 優先パターンと品質判断
3-1. ポールフラッグ
- 上限からのエントリーを最優先(RR・勝率のバランスに優れる)。
- 品質チェック:ポールのフィボ38〜50%、タッチ回数、角度・長さ、内部の小型パターン(W・三尊)、逆方向のダマシ有無。
- ペナント型は不確実性が高いため、ロット縮小/浅い損切り/スルーのいずれか。
3-2. 浅押し(3〜4本)
浅押しは独立したパターンではなく「タイミング」。上位足のトレンドと合致する場面に限定して使用。
4. エントリー判定フロー(簡易)
- HTFで方向・位置を確認(端で戦えるか?レンジ中腹なら見送り)。
- 1Hでパターンの質を評価(フラッグ品質OK?ペナントならロット縮小)。
- トリガーは確定足。例外:上限タッチの指値(事前条件を満たす時のみ)。
- Entry/SL/TPを数値化(期待RR≥2が望ましい)。
- 否定ライン・代替シナリオを明記。
5. 実行ルール(1H)
- 確定足型:ブレイク後の戻しで陰陽の確定を確認して成行。
- 指値型(例外):フラッグ上限のみ。補助条件を1つ以上(MA20/80の傾き・RSI50下/上など)付けてただのタッチを回避。
- イベント:主要指標の直前エントリーは避ける。
6. 建玉管理とエグジット
- 分割利確:TP1到達で一部利確 → SLを建値へ(原則RR1:1)。
- 建値移動の例外:近接に強い根拠(水平線・直近スイング)がある場合のみ調整可。
- 忘れ玉:5〜10%を長期放置。週足・月足の大節目まで触らない(両建てになっても放置)。
7. 損切り・無効化
- SLは構造の外に置く(直近高安の外・上位足ラインの外)。
- 無効化条件を具体化(例:1Hで○○上抜け確定でシナリオ破棄)。
8. 触らない場所
- レンジ中腹/チャネル中腹。
- MA80/200が頭上(ロング)/下(ショート)に重なるなど、直近の障害が密集している場面。
- 抜け直後(一度見送る)。
9. 投稿前チェックリスト
- Entry/SL/TPが価格または明確な水準で記載されている
- RR(期待値)と可動域の根拠がある
- 否定ライン・代替シナリオが定義済み
- 図に注釈(ライン・丸・矢印)が入っている
- タグ(通貨/パターン/時間足)が設定されている
以上。ルールは固定が基本、例外はチャートの強い根拠がある時だけ。検証は月次ではなく累積で判断し、半年〜1年で統計の芯を作る。
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