AIとのやり取り記録・ルール

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FX×AI 採点・フィードバックのワークフロー
FX×AI 採点・フィードバック:運用ガイド

AI(GPT)とのやり取り設計:採点とフィードバックの運用ガイド

本記事は、トレード検証をWordPressで体系化しつつ、AI(GPT)による採点・改善提案を継続的に回すための実務ガイドです。目的は、主観のブレを減らし、再現性のあるエントリー条件を数値で磨き込むこと。

1. 役割分担

  • 自分:環境認識(週足/日足/4H)→ 1H/15Mの具体シナリオ(Entry/SL/TP)を提示。
  • AI(GPT):100点満点で採点、逆シナリオ別アプローチ改善点を返す。必要ならプラン再構築(Entry/SL/TPの微修正)。

2. ワークフロー(標準5ステップ)

  1. 環境認識:週足→日足→4Hで方向/レンジ/重要ラインを整理。
  2. シナリオ提示:1H(必要なら15M)で、Entry/SL/TP・根拠・無効化条件を明記。
  3. AI採点:100点満点のスコア、逆目線、別解、改善点。※ルーブリックは下記
  4. 実行と結果:実トレード or バックテストの結果を追記。ルール順守可否を記録。
  5. ナレッジ化:タグ(通貨/パターン/時間足/勝敗)で整理し、月次ではなく累積で傾向を可視化。

3. 採点ルーブリック(100点満点)

項目 配点 評価観点
HTF整合性 20 週足/日足→4H→1Hの方向・位置が一貫しているか
位置の妥当性 15 水平SR/チャネル端/未回収流動性などの“端”で戦えているか
パターン品質 15 ポールフラッグ等の形状・対称性・タッチ回数・内部構造
モメンタム/MA 15 MA20/80/200の傾き・順列・価格位置。勢いの整合
足形・トリガー 10 確定足/フェイク否定/リテスト確認などトリガーの明瞭さ
期待R・可動域 10 障害物までの距離・TP設計・RR≥2を満たせる余地
無効化/出口計画 5 否定ラインの明確化・分割/建値移動の条件
時間帯/イベント 5 薄商い/指標直前回避などの配慮
代替シナリオ 5 A/Bの条件分岐を事前に定義

判定基準:80点以上=積極運用可/70点台=検証ロット/60点以下=見送り。

4. 提出テンプレ(自分→AI)

【銘柄/方向】USDJPY / Long or Short
【時間軸】4Hで環境認識 → 1Hでエントリー(15M使用時は明記)
【狙い】推進継続(例:ポールフラッグ上限から)/ 調整完了からの転換 など
【位置】水平SR/チャネル端/需給ゾーン/ヒゲ群 等
【根拠】
- MA20/80/200の傾きと順列・価格位置
- パターン/足形(ブレイク→リテスト 等)
- フィボ(38.2/50/61.8)やRSI/一目(確認用)
【Entry/SL/TP】価格 or 水準(期待RR)
【無効化条件】どこを超えたら捨てるか
【イベント】指標・要人予定(あれば)
【代替シナリオ】反対方向になる条件

5. AIの返答テンプレ(採点→改善)

【スコア】xx/100
【総評】要旨
【根拠】箇条書き(HTF/位置/パターン/MA/トリガー/RR/無効化 等)
【逆の見方】反対ポジの成立条件
【別の見方】同方向だが別トリガー/時間軸の提案
【改善点】実務で直せるポイント
【プラン再構築(任意)】Entry / SL / TP / 分割・建値移動条件

6. 運用ルール(推奨)

  • 基本:確定足待ち。例外は「フラッグ上限タッチ」等、RRが明確なパターンでの指値。
  • フラッグ抜けは一度見送る。リテスト/PA確認後に入る。
  • チャネル中腹は触らない。(下降チャネルでのショート、上昇チャネルでのロングを避ける)
  • 建値移動:原則RR1:1で実施。近接の強根拠があれば柔軟に。
  • ドテンなし:逆に抜かれたらフラット→環境認識から再構築。
  • 残し玉:5〜10%は“忘れ玉”として長期放置(週足/月足の節目まで)。

7. WordPressでの記録設計

  • タイトル:日付_通貨_時間足(例:2025-08-21_USDJPY_1H)
  • カテゴリ:検証ログ / 週報 / ルール
  • タグ:通貨(UJ/EU/GU)、パターン(フラッグ/ペナント/三尊)、時間足(1H/4H/日足)、結果(勝ち/負け/建値)
  • 本文順:環境認識 → シナリオ → 採点 → 実行結果 → 反省/改善
  • 集計:月次ではなく累積で評価(20件/50件ごとに傾向確認)。

8. 品質チェックリスト(投稿前)

  • Entry/SL/TPが具体的な価格 or 水準で明記されている
  • 無効化条件・代替シナリオが定義されている
  • パターン画像に注釈(ライン/丸/矢印)が入っている
  • タグが最低3種以上(通貨/パターン/時間足)付与されている

9. よくある失敗と対策

  • 抜けに飛びつく:一度見送る→リテスト/否定の有無を確認
  • 中腹でエントリー:端 or 明確な可動域が見える場所に限定
  • RR不十分:TP再設計 or 見送り(RR≧2が望ましい)
  • 感情によるドテン:ドテン禁止、フラット→再構築のルールを徹底

このフォーマットをベースに、各検証記事の末尾にAI採点ログを追記していけば、半年〜1年で強いデータベースになります。

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