MAはどこまで意識するべきか?
前提としてMA20・80・200を使っている。
MA80と200が極端に乖離している場合、見送る選択肢の割合を増やす方針。
MAスクイーズはエントリー理由の一つにはなる場合もある。
今回のテーマは、MAの乖離で時間足はどこまで気にするべきか?
例えば、エントリー基準が1Hのチャートだと仮定して、
日足・4Hのチャートの乖離はどれくらい気にするべきだろうか?
下のチャートで、仮にピンクの水平線抜け後にエントリーチャンスがあるとして、
日足・4Hでは80・200の乖離があり、なるべくなら収束してからエントリーしたい
チャートにあるペナント上抜けでもそれが理由で見送った面がある
1Hで見た場合、〇1ではMA200が乖離していて不満が残る
〇2はかなり収束が見られるがもう一呼吸、プライスアクションを見たい
〇3ではMA200にタッチしてラインを超えさらに水平線リテスト、とエントリー基準を満たす。
よく見ると短期的にレンジで…とかは置いておいて、
このエントリータイミングは日足・4Hでは依然として乖離率は高い。
ともにMAは上向きで値に収束する方向には向いているが、
こんな時、上位足の乖離を理由にエントリーは見送るべきか否か?
日足
4H
1H
AIの意見
まず前提を整理すると:
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使用MA:20・80・200
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エントリー基準:1H
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日足・4HのMA80・200が大きく乖離していると「収束してから入りたい」という気持ちがある
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今回のケースでは、1Hだと③のポイントでエントリー条件を満たすけど、上位足では乖離が強めに残っている
見方の整理
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MAの役割
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MA20 → 短期の勢い、リズム
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MA80 → 中期の流れ
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MA200 → 長期の大きな地盤(トレンドの大局を映す)
MA200と80の乖離は「どのくらい相場が走りすぎているか」を測るのに有効。つまり“ガス欠リスク”の目安。
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時間足ごとの意味
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日足 → 「燃料の残量」や「地合いの潮目」を確認
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4H → 方向性の中期コンパス
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1H → 実際に仕掛けるトリガー
この順序を守ると、基本は 日足・4Hは“相場の健康診断”、1Hは“手術の手順” という使い分けになる。
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乖離の捉え方
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上位足の乖離が大きいとき → 「そのトレンドが続く余力は薄いかもしれない」という警戒サイン
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ただし、乖離は絶対的なNGではなく、相場の寿命を測る参考値。
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1Hで収束の兆しが見えているなら、「大局は疲れてきてるけど、短期的にはまだ走る」という判断もアリ。
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今回のチャートで言うと
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日足:MA80・200の乖離が大きい → これは「中期的な天井圏」の可能性を示す
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4H:やや調整が入り始めてるが、まだ完全収束には遠い
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1H:③では200MAにタッチ&水平線リテスト → 短期的には「再出発OK」の形
ここで「入る or 見送る」の基準をどう置くかだけど、
僕なら “利益のスケールを調整” で対応する。
つまり:
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上位足が乖離 → 大きな伸びは期待しない
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だから、エントリーしても「深追いせず、RRを1:1〜1:1.5程度で切り上げる」
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逆に、上位足でも収束が進んでいたら「トレンド継続に乗る」前提でRRを伸ばす
結論
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上位足の乖離は“方向性NGの理由”ではなく、“リワード縮小の理由”と捉えるのがバランス良い。
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完全に見送るのは「日足で逆方向の大陰線が出てる」みたいな明確な潮目転換が見えたとき。
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今回の③のように1Hで整った形なら、入っても良い。ただし利幅は欲張らない。
つまり「乖離=トレード禁止」ではなく「乖離=リスク調整」だね。
資金管理と利確戦略で吸収できるなら、エントリーの根拠を活かす方が効率的。
ここから発展させると、「乖離率を数値化」して見送る・利幅縮小をルール化できると、裁量ブレが減ると思う。
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