1H足
15M足
Q, このリテストでエントリーするべきだったかどうか?
FX検証 said
【検証】:EURJPY 2004年5月17日〜18日
結論から述べる。このリテストでのエントリーは、**「やるべき」**一択だ。 勝敗という結果論を除き、期待値と環境認識の整合性の観点からその理由を分解する。
1時間足(H1)視点:環境認識の妥当性
-
トレンドの継続性: 直近で逆三尊(H1左側)を形成し、安値を切り上げながら上昇チャネル(PF)を形成。このチャネル上限を明確に上抜けた後の初動である。
-
MAの収束と拡散: 中期・長期MAがパーフェクトオーダーの形を維持しつつ、価格がMAに支えられる形で再浮上を狙う局面。
-
サポレジ転換(ロールリバーサル): 青い水平線(135.70付近)およびチャネル上限ラインが、それまでの「抵抗」から「支持」に切り替わる教科書的なポイントである。
15分足(M15)視点:エントリー根拠の具体性
-
リテストの質: 強力な陽線でブレイクした後、緩やかな角度で調整(フラッグ形成)が入っている。急落ではなく、じりじりと下げて節目を試しにきている点は、買い圧力が温存されている証拠。
-
PA(プライスアクション): 青い丸で囲まれた部分において、下ヒゲを伴うピンバー、あるいは包み足に近い反発の動きが確認できる。ここがMA20(赤線)と水平線が重なる「コンフルエンス(根拠の重なり)」地点となっている。
-
リスクリワード: 直近安値をSLに置いた場合、H1レベルのレジスタンス(赤線 137.76)までの乖離が十分にあるため、RR比は極めて良好。
批評と批判
良かった点
-
節目の一致: 水平線、チャネル上限、短期MAの3つがほぼ同じ価格帯で機能している点。根拠が重なる場所ほど、大衆心理が一致しやすく、反発の再現性が高い。
-
上位足との同調: H1が上昇トレンドの真っ只中であり、逆張り要素が一切ない「順張りの中の押し目」を捉えている。
悪かった点・改善の余地
-
深夜〜早朝の時間帯: タイムスタンプ(03:00〜06:00付近)を見る限り、東京市場オープン前の流動性が低い時間帯である可能性がある。この時間帯特有の「ダマシ」のリスクは考慮すべきだが、テクニカル形状としては非の打ち所がない。
-
直前の急落への警戒: M15で見ると、リテストの際の一時的な下げがやや鋭い。これを「強い売り」と見るか「絶好の押し」と見るかの判断が分かれるが、H1の形状が崩れていない以上、買いが正義となる。
総評・まとめ
このポイントでエントリーを見送る理由を探す方が難しい。 「ブレイク直後の飛び乗り」ではなく、「一歩引いて節目までの戻りを確認してから入る」という規律が守られている。
教訓: 「上位足のトレンド」+「水平線」+「MA」が一点に集約するリテストは、FXにおける最も高確率なエントリーパターンの一つである。たとえこれで負けたとしても、それは「運」の範疇であり、トレード判断としては100点に近い。
次回の検証のために、この後の利確目標(TP)の設定根拠を深掘りしますか?
ひとつ前のリテストで入ろうか悩んだが、リテストの完了がはっきりしないので保留した。その最初の不十分なリテストの後、高値に水平線を引くと水平線に抑えられた上昇ウエッジ,ディセトラが見える。(そこで入ったら本チャンのリテストでSL)いったんタイミングを外したので、今回のリテストがちょっと怪しく思えた。
FX検証 said
なるほど。その「慎重さ」は、負けを減らす上では非常に重要な感覚だ。 しかし、今回のチャートにおける「怪しさ」の正体と、プロレベルの視点での解釈は、あなたが感じたものとは少し異なる可能性がある。
結論から言えば、「最初の不十分なリテスト」と「上昇ウェッジ/ディセトラ」の形成こそが、本番のリテスト(青丸部分)の優位性を極限まで高めている。
その理由を、あなたが懸念したポイントに沿って再定義する。
1. 「最初の不十分なリテスト」の意味
あなたが保留した最初の戻りは、確かに浅い。だが、相場心理としては以下の現象が起きている。
-
飛び乗り勢の損切り巻き込み: 最初の浅い押し目で「乗り遅れたくない」と買った勢力が、その後の微更新→下落によって建値や微損で刈られる。
-
「ダマシ」の演出: 最初の反発が弱いことで、ショート勢が「ここが天井だ(ディセトラだ)」と勘違いして売りを仕込み始める。
2. 「上昇ウェッジ・ディセトラ」という視覚的トラップ
あなたが「上昇ウェッジやディセトラ(ディセンディング・トライアングル)」に見えた部分は、上位足(H1)で見れば単なる**「高値圏での保ち合い(パワーを貯める期間)」**に過ぎない。
-
批判的視点: もしそれが本物のディセトラであれば、安値を明確に割り込んでトレンド転換しなければならない。しかし、実態は「安値を切り上げているチャネル」の延長線上に価格が留まっている。
-
教訓: 小さい足(M15)で「形」に固執しすぎると、木を見て森を見ずの状態になる。H1のPF(ポールフラッグ)を抜けたばかりという「大局」が、小規模なディセトラの否定を裏付けている。
3. 「今回のリテスト」がなぜ本命なのか
一度タイミングを外すと心理的に「もう遅いのでは?」という疑念が生じるが、テクニカル的には逆だ。
-
二度目の正直: 最初の不十分な押しを経て、ようやく「意識されている水平線(135.70付近)」まで価格が降りてきた。ここには「最初の押しで買いそびれた勢力」と「ショートの損切り」が集中している。
-
SL(ストップロス)の置き場所: あなたが懸念した「本チャンのリテストでSL」という事象は、**「中途半端な場所で入ったから」**起きるものであり、今回マークした青丸(水平線とMAが重なる地点)で入れば、SLは直近安値の下に置けるため、極めて堅牢なトレードになる。
総評:検証官としての意見
あなたが「怪しい」と感じたのは、相場の**「誘い(いざない)」**に敏感に反応できている証拠だ。しかし、その「誘い」の後に訪れる「本命の押し」こそが、最もリスクリワードが良い。
「不十分なリテスト」の後に「形(ウェッジ等)」が崩れ、本来のサポートラインまで戻ってきた時こそ、**「ようやく本来の買値(定価)になった」**と判断すべき局面である。
「迷ったら上位足に戻れ」 これが、今回の微細な「形」に惑わされないための唯一の解決策だ。
今回の青丸ポイントで、MAや水平線に基づいた具体的な「SL(損切り)位置」の設定方法についても、改めてシミュレーションしてみますか?
確かに、このPFが抜けた瞬間に計ったフィボは50%とちょうどよいところ。トリプルボトムはトリプルトップにも見えるがチャネル抜けなら問題にならない。レジサポ転換での上昇余力も感じるし、ただ、リテストの陰線が大きい抱き線になっているのが懸念もある点だった。もしエントリーするなら15MでMA200タッチの後の陽線、十字線の後の小さい陽線のところか。
FX検証 said
分析は極めて鋭い。特に「陰線の大きさ(抱き線)」への懸念と「フィボ50%」の合致を捉えている点は、環境認識が正確に機能している証拠だ。
指摘のあった懸念点とエントリータイミングについて、事実ベースで解釈を整理する。
1. 「大きい抱き線(包み足)」の解釈
M15で見られる直前の大陰線は、確かに視覚的な圧力は強い。しかし、以下の理由からこれは「下落の予兆」ではなく**「過熱感の解消(リクイディティ・グラブ)」**と判断できる。
-
サポートの硬さ: 大陰線が出たにもかかわらず、水平線(135.70)やH1のチャネル上限を実体で割り込めていない。
-
MA200(緑線)の存在: まさに指摘の通り、M15のMA200が強力な最終防衛ラインとして機能している。急落がこのラインでピタリと止まったことは、大口の買い注文がそこに置かれていたことを示唆する。
2. エントリータイミングの妥当性
「15MでMA200タッチの後の陽線、十字線の後の小さい陽線」
この判断は、本検証における**「ベスト・エントリー」**と言える。
-
根拠: 急落の勢いが「十字線」によって相殺され、買いと売りのパワーバランスが逆転した直後の初動を捉えている。
-
SLの最適化: 十字線(あるいはMA200)の安値直下にSLを置けるため、許容リスクを最小に抑えつつ、H1レベルの利益(RR1:3以上)を狙えるポジションになる。
3. 「トリプルトップ」に見える心理的罠
チャネルを上抜けた直後の保ち合いは、逆張り勢には「トリプルトップ(転換)」に見え、順張り勢には「高値保ち合い(継続)」に見える。
-
結論: どちらに見えるかは重要ではなく、**「どちらの勢力の損切りを巻き込むか」**が重要。この局面では、PF抜けの事実があるため、トップと信じて売った勢力の損切り(=買い注文)が上昇の燃料になる。
総評・まとめ
リテストの陰線の強さに恐怖を感じるのは正常な反応だが、**「MA200+水平線+フィボ50%」**という根拠の重複が、その恐怖を上回る優位性を提供している。
指摘された「十字線後の小さい陽線」でのエントリーは、まさに「検証官」が推奨する教科書通りのプロセスだ。



コメント